2024.07.31
【複数人の喪中はがき】2人亡くなった場合の喪中はがきの書き方とは?文例や3人以上が亡くなった場合の喪中はがきについても解説
喪中はがき
2人以上の身内の方が亡くなられた場合、喪中はがきをどのように書けばよいのか戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
複数人が亡くなられた場合、「故人ごとにそれぞれ喪中はがきを用意する方法」と「1つの喪中はがきに複数の名前を記載する方法」のどちらかで対応する必要があります。
今回は身内の方が2人以上の複数人亡くなられた場合の喪中はがきについて紹介します。
身内の方が2人亡くなられた場合の喪中はがきはどうすればよい?
同年に2人の身内の方が亡くなり喪中はがきを出すことがあります。
喪中はがきは頻繁に出すものではありませんし、複数の方の喪中はがきを一度に出すとなると、戸惑ってしまうこともあるでしょう。
身内の方が2人亡くなった場合の喪中はがきには、「故人ごとにそれぞれ喪中はがきを用意する方法」と「1つの喪中はがきに2人の名前を記載する方法」の2つの方法があります。
故人ごとにそれぞれ喪中はがきを用意する
身内の方が2人亡くなった場合、まず1つ目に、故人ごとにそれぞれ喪中はがきを用意する方法です。
それぞれに喪中はがきを用意した場合、特に決まったルールはなく下記のようなケースにおいて、ある程度は差出人の都合で決めることができます。
- 夫側の親族と妻側の親族で亡くなった方が複数人いる場合は、別々の喪中はがきを出し、それぞれ分けてお知らせする。
- 差出人を夫と妻で分けたい場合は、それぞれの親族で亡くなった方のみを記載する。もしくは、双方の親族について記載する。
1つの喪中はがきに2人の名前を記載する
もう1つの方法は、1枚の喪中はがきに2人の名前を記載するというものです。
この場合、差出人を夫婦連名にして故人の情報を並べて記載します。
また、夫の親族、妻の親族の双方が亡くなった場合は、続柄に注意しつつ故人の情報を記載する必要があるため注意しましょう。
どちらの方法が喪中はがきを出すうえでよいか決まりはないので、ご自分の状況と照らし合わせて、負担の少ない方法を選択してください。
1つの喪中はがきに2人分の名前を記載する場合の書き方
ここからは、1つの喪中はがきに2人分の故人の名前を記載する場合の書き方について具体的に紹介していきます。
ご自分の状況と照らしあわせながら読み進めると理解が深まるでしょう。
名前を書く順番
1つの喪中はがきに2人分の故人の名前を書く順番には特に決まりがありませんが、一般的には故人の名前は亡くなった順番に書きます。
その他にも下記のようにいくつかのパターンがあるので、違和感がないものを選ぶとよいでしょう。
- 亡くなった順番が早い方から書くなど、亡くなった順番で書く
- 年齢の高い・低い方から順番に書くなど、年齢の順番で書く
- 近しい間柄の人から順番に書くなど、親等の順番で書く
- 夫の親族、妻の親族の順番で書く
続柄の書き方
続柄は、夫から見た続柄を書くのが一般的です。
この書き方に従えば、妻の父親が亡くなった場合は「義父」と書くことになります。
ただし「義父」という表現に違和感がある、故人との距離を感じるので避けたいなどの場合は、「妻〇〇の父〇〇〇〇」という書き方でも問題ありません。
このような書き方をした場合は、夫側もこれにならってあわせる必要があります。
喪中はがきの内容
結論から言うと、複数人の喪中はがきを出す場合でもその内容は普通の喪中はがきと変わりませんので、特別なことをする必要はありません。
下記の5つの項目を押さえておけば、マナーを守った適切な喪中はがきを書くことができます。
- 新年のご挨拶を行わない旨を伝える
- いつ・誰が・何歳で亡くなったのかを伝える
- 先方への感謝の言葉・無事を祈る言葉・今後のお付き合いをお願いする言葉を組み合わせて伝える
- 喪中はがきを出す日付を年月まで書く
- 差出人の名前・住所・連絡先を書く
喪中はがきの書き方について更に詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
喪中はがきの書き方について紹介!注意点や文例についても詳しく解説します。
1つの喪中はがきに2人分の名前を記載する場合の文例
ここからは、1つの喪中はがきに2人分の名前を記載する場合の文例や、喪中はがきを書く際の注意点について紹介します。
注意点
喪中はがきを書く際の注意点には、下記のようなものがあります。
- 前文を省略する: 頭語や結語、時候の挨拶を使わない
- 忌み言葉を使わない: 不幸が続くことを連想させる言葉を使わない
- 句読点を入れない: 儀礼的な挨拶状には句読点は入れない
- 行頭の1字下げをしない: 儀礼的な挨拶状には行頭の1字下げが必要ない
- 年賀欠礼についてのみ書く: 近況報告などは避ける
- 華美なデザインは避ける: イラストや文字色などの華美なデザインは避けるのが無難
- 喪中はがき用のはがきや切手を使う: 通常はがきなら切手部分が胡蝶蘭の柄、私製はがきなら切手は「弔事用63円普通切手花文様」を使う
- 文字の色に気をつける: 「薄墨」か「黒」のいずれかを使い、宛名は「黒」にする
喪中はがきを書いたり出したりする際にはマナーを守ることが大切なので、しっかりと上記の注意事項に気をつけましょう。
特に、文字色のマナーに関しては迷う場合も多いので、気になる方はこちらを参考にしてください。
喪中はがきは薄墨の色で書くのがマナー?宛名や印刷の際の文字の色についても解説
文例
【年賀欠礼の挨拶】:喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます
【故人について】:本年七月に父〇〇 〇〇が七十三歳にて
九月に妻〇〇の祖父〇〇 〇〇が九十八歳にて永眠いたしました
【送り先の相手への感謝】:生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
【日付】:令和〇〇年十二月
【差出人】:差出人の名前、住所、連絡先
3人以上の複数人の方が亡くなった場合の喪中はがきについて
3人以上の複数人の方が亡くなった場合でも、先述した書き方と同じ書き方で問題ありません。
ただ、1枚の喪中はがきですべての故人について記載しようとした場合、作成の段取りの段階で文面や構成に違和感があるかもしれません。
そのようなときには無理に1枚に収めるのではなく、故人それぞれに喪中はがきを用意することをおすすめします。
また、夫側と妻側の親類で分けて書く選択肢もあります。
ご自分が感じた違和感は先方にも伝わってしまうので、臨機応変に対応するよう心がけましょう。
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ここまで2人以上の方が亡くなった場合の喪中はがきについて紹介してきましたが、複数人分書く場合、喪中はがきの作成や印刷により多くの手間と時間かかってしまい大変ですよね。
加えて、書き間違いや印刷ミスなどが積み重なってしまうと、はがき代やインク代で余分にお金がかかってしまうこともあります。
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複数人の故人の方の名前を入れて印刷することができるので、今回の記事で紹介したような喪中はがきも簡単かつお得に印刷することができますよ。
まとめ
2人以上の方が亡くなられた場合は、「故人ごとにそれぞれ喪中はがきを用意する方法」と「1つの喪中はがきに2人の名前を記載する方法」のどちらかで対応します。
1つの喪中はがきに2人の名前を記載する場合、基本的なルールは普通の喪中はがきと変わりませんが、亡くなった方の名前を書く順番や続柄について一度確認しておきましょう。