喪中はがきには故人の年齢を記載するのが一般的ですが、その書き方などに明確なルールはありません。

いくつかの書き方があるため、どの書き方で喪中はがきの年齢を書いたらよいのか迷ってしまいますよね。

今回は喪中はがきに記載する故人の年齢について紹介します。

喪中はがきによく使われる享年について

喪中はがき_トップ_イメージ画像

享年とは?

享年とは、故人が亡くなったときの年齢を意味します。

つまり、その人が生きていた年数を表すものであり、俗に言う「数え年」です。

また、享年によく似た「行年」という言葉も、喪中はがきで見かけるケースがあります。

行年は、俗に言う「満年齢」です。

したがって、喪中はがきには「享年〇〇歳」もしくは「行年〇〇歳」と書くのがルールですが、享年のほうがより馴染みがあるため使いやすいと言えるでしょう。

喪中はがきに享年は必要?

喪中はがきに「享年」は必ずしも必要ではありません。

「享年」をつけなくてもまったく問題はなく、マナー違反にあたることもないのでご安心ください。

喪中はがきに「享年」をつけた場合とそうでない場合の文例は以下の通りです。

享年を付けた場合とつけなかった場合の文例
享年をつけた場合本年5月に、祖父〇〇〇〇が享年九十五歳にて永眠いたしました
享年をつけなかった場合本年5月に、祖父〇〇〇〇が九十四歳にて永眠いたしました

喪中はがきに使われる故人の年齢について

年齢の数え方_イメージ画像

喪中はがきに使われる故人の年齢については、いくつかの言葉があり意味も異なります。

よく使われるのが「満年齢」「数え年」「実年齢」の3つです。

ここからは、それぞれの意味や違いを解説しますので、しっかりと理解したうえで正しく使うようにしましょう。

満年齢

満年齢とは、0歳をスタートとし、誕生日を迎えるごとに「1歳」を加える数え方です。

現在では、この満年齢がもっとも広く使われています。

満年齢が広まった要因としては、年齢の数え方は法律で「満年齢」を使うように義務付けられているためで、公的なシーンにおいては満年齢が使われるようになりました。

「今何歳?」と尋ねられた場合、とっさに出てくる年齢が満年齢だと考えて問題ないでしょう。

数え年

数え年とは、生まれた年を1歳とし、それ以降は新しい年を迎えるごとに「1歳」を加える数え方です。

つまり、数え年には誕生日が一切関係なく、元旦を機に1つ年齢が上がることになります。

したがって、数え年は満年齢に比べていつも年齢が1つ上になる数え方と覚えておきましょう。

数え年は公的なシーンで使われることはなく、現在では「七五三」などの伝統的な行事や「厄除け祈願」といった神事、喪中はがきの享年の表示などでの利用に限られます。

実年齢

もう1つの数え方に「実年齢」がありますが、これは基本的に満年齢と同じ考え方です。

ここまで紹介した「満年齢」「数え年」「実年齢」の3つのポイントは以下の通りです。

年齢の数え方
満年齢 実年齢生まれた年の年齢は0歳、年齢が1つ増えるタイミングは誕生日
数え年生まれた年の年齢は1歳、年齢が1つ増えるタイミングは元旦

年齢早見表

故人の年齢の数え方を確認する際には、以下の表を参考にしてください。
年齢早見表

喪中はがきの年齢の書き方

喪中はがきの書き方_イメージ画像

数え年と満年齢のどちらで書くべき?

喪中はがきには数え年と満年齢のどちらで書いても問題はなく、両方使う人もいます。

若い人にとっては「満年齢」のほうに馴染みがあるのは間違いありません。

数え年で書く場合は「享年〇〇歳で永眠しました」と書き、故人が亡くなったときの満年齢に1歳プラスすることを忘れないようにしましょう。

満年齢で書く場合は「〇〇歳で永眠しました」と書き、いつもと同じ年の数え方で年齢を記載します。

また、満年齢で書く場合は「行年〇〇歳で永眠しました」とすることもできますが、行年はあまり世間に広く知られていないため、避けたほうが無難といえます。

年齢以外もココに注意!喪中はがきのマナーについて

喪中はがきの主文のアップ写真

喪中はがきを出す際には、年齢以外にも書き方や書く内容などのマナーを守らねばなりません。

また、喪中はがきを出す時期や出す相手、喪中となる親族の範囲などについても理解を深めておくとよいでしょう。

喪中はがきのマナーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。

喪中はがきのマナーに気を付けた書き方や文例とは?喪中はがきを出す時期や範囲についても解説!

喪中はがきに適した文字の色とは?

喪中はがきには書く内容のマナー以外にも、文字の色の種類について知っておく必要があります。

基本的に宛名や差出人について記載する表面と挨拶文などを記載する裏面で違いがあり、表面では黒色の墨やペンを使用しましょう。

裏面に関しては、黒または弔辞のマナーを重視したい場合、薄墨でも問題はありません。

喪中はがきの文字の色についてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
喪中はがきは薄墨の色で書くのがマナー?宛名や印刷の際の文字の色についても解説

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この記事では、喪中はがきの故人の年齢の書き方について紹介してきましたが、自分で喪中はがきを書いたり印刷したりするのは、手間も時間もかかって大変ですよね。

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まとめ

喪中はがきに記載する故人の年齢は、数え年か実年齢のどちらかで書きます。

よく使われる享年は数え年と同じですので、実年齢と間違えないように気を付けましょう。

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