年賀状は、送る相手に合わせた挨拶文やメッセージを添え書きして送ると、喜んでもらうことができます。

添え書きには気の利いた一言を添えつつ、きちんとマナーを守ることで、よりステキな年賀状になりますよ。

この記事では、年賀状の添え書きの文例や注意点について紹介します。

年賀状印刷はフタバ

年賀状の添え書きはどんな内容がよい?

近況報告

定番の添え書き内容は、近況報告です。

就職や進学のほか、転居や結婚、出産などの昨年あった出来事を書くことで、自分が今どのように過ごしているのかを知らせることができます。

年賀状以外ではなかなか連絡を取る機会がない相手に年賀状を送る場合は、特におすすめです。

今年の目標

上司や恩師へ年賀状を書く際は、仕事やプライベートでの抱負を書くのもよいでしょう。

短く簡潔に今年の目標を書くことで、送る際に気を引き締めることができるのでおすすめですよ。

共通の話題

友人や同僚へ年賀状を送る場合は、趣味や仕事、最近会った時の出来事について書くと、書きやすいでしょう。

ただし、長くなりすぎてしまわないように注意が必要です。

添え書きの文例

目上の人への添え書きの文例

誰にでも使える

昨年は色々とお世話になりありがとうございました
本年もどうぞよろしくお願いいたします

旧年中に賜りましたご芳情に深く感謝しています
本年も相変わらぬご厚誼をよろしく願い申し上げます

恩師

先生におかれましてはお変わりなく新年を迎えられたことと思います
わたしも社会人になってもうすぐ○年になります
近頃ようやく仕事がおもしろく感じてまいりました
今後ともご支援ご指導の程よろしくお願い申し上げます

目上の親戚

昨年は大変お世話になりありがとうございました
おかげさまで家族一同無事新年を迎えることができました
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

親しい人への添え書きの文例

元気に過ごしていますか
今年も年賀状での新年の挨拶となってしまいごめんなさい
お盆には娘も連れて帰省しようと思っていますので
楽しみにしていてくださいね
くれぐれも健康に気をつけて

親戚

すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。
今年のお盆には帰省しようと思っています
皆様のご多幸をお祈り申し上げます

友人

ご無沙汰してますが元気にしていますか
こちらは相変わらずの毎日です
今年こそは会えるといいですね
本年がお互いにとって実りのある年になりますように

会社や仕事関係の人に

上司

昨年は親身なご指導をいただきありがとうございました
昨年の経験を生かし今年はご期待に応えるべく
精進する所存でおります
今年も変わらぬご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします

職場の先輩

昨年は丁寧にご指導いただきありがとうございました
今年は学んだことを生かし
自信をもって仕事に取り組む所存です

同僚

昨年は公私ともに大変お世話になりました
今年も一緒に頑張りましょう

部下

昨年中の○○さんの活躍たいへん嬉しく感じています
今年も一層のスキルアップに期待しています
本年もよろしくお願いいたします

取引先

旧年中は格別のお引き立てに預かり厚く御礼申し上げます
年頭に際し貴社益々のご発展をお祈りいたしますとともに
本年も更なるご愛顧の程よろしくお願い申し上げます

顧客

昨年中は誠にお世話になりました
本年も従業員一同より一層頑張ってまいります
どうぞよろしくお願い申し上げます

転勤

○月より○○事業部へ勤務となります
これまで学んだことを生かして
新天地でも業務に励んでいく所存です
今後ともご指導の程よろしくお願いいたします

転職

昨年○月○日をもちまして株式会社○○を退職し
△月△日より株式会社△△に転職いたしました
これまでと変わらぬご厚情にあずかりますよう
心よりお願い申し上げます

退職

本年○月○日をもちまして退職いたしました
長年にわたり格別の御贔屓を賜りありがとうございました
ここで学んだ経験を新しい環境でも生かしていきたいと思います

開業

このたび株式会社○○から独立し
〇○駅近くで開業いたしました
まだまだ未熟ではございますが誠心誠意努力してまいりますので
皆様のご指導ご支援を賜りますようお願いいたします

報告を兼ねて

結婚

二人で迎えるはじめてのお正月です
明るい家庭を築いていきたいと思っています
本年も宜しくお願い申し上げます

婚式のお礼

先日は結婚式にご出席いただきありがとうございました
おかげさまで夫婦になって初めての新年を迎えております
未熟な二人ですが今後ともよろしくお願い申し上げます

転居

昨年○月に当地へ引越してきてから
ようやく落ち着いてきたところです
こちらへお越しの際はぜひお立ち寄りください

出産

家族が増え賑やかな新年を迎えています
本年も親子ともどもよろしくお願い申し上げます

入園

昨年の春 娘の○○が幼稚園生になり入園しました
ますます元気で大変ですが毎日楽しく過ごしております
これからも親子ともどもよろしくお願い申し上げます

入学

おかげさまで私どもの長女○○も
今春から小学校へあがります
これからも親子ともどもよろしくお願い申し上げます

就職

この春私は○○大学○○学部を卒業いたしまして
株式会社○○○に入社することになりました
ここまでつつがなくまいりましたのも
皆様のご指導のおかげと深く感謝いたしております
本年も何卒よろしくお願いいたします

子どもの就職

この春次男の○○が大学を卒業し
新社会人として採用が決まりました
子どもの成長は早いものだと日々感じております
今後も親子ともども変わらぬご指導をお願いいたします

年賀状のお礼

早々に新年のご挨拶をいただきありがとうございました
私どもも無事家族揃って新年を迎えることができました
本年もどうぞよろしくお願いいたします<

コロナ禍で会えていない人に

長引くコロナの影響でご無沙汰しておりますが お元気にお過ごしでしょうか
私は在宅勤務が続いており 変わった生活様式にもすっかり慣れました
コロナが落ち着いて暖かくなったら また一緒にお食事でも行きましょう
今年こそお会いできる日を楽しみにしています

面白い一言集

自身の近況を面白く報告

・巣篭もり生活で第2次成長期を迎えております
・長引く在宅ワークで妻に嫌がられながらも子どもとの距離は縮まりました(たぶん)
・息子はもう中学生になりました 私も立派な中年生です

新年の抱負を面白い表現で

・今年は兎のようにスリムになります
・今年こそ 酔い年を改め 良い年にします
・今年は趣味の歌を頑張ります 来年は紅白から声がかかる予定です

相手との普段の繋がりを活かして

・忘年会では失礼しました 新年会もお世話してください
・今年こそBBQしましょうね あなたの新居の庭を汚すのが楽しみです
・〇月〇日に初打ちに行きましょう 〇〇さんの悔し顔を見るために今年も頑張れそうです

気の利いた添え書きを書くコツやポイント

なるべく手書きで書く

添え書きは印刷したものよりも、手書きで書いたものの方が相手に気持ちが伝わりやすくなります。

添え書きを書く場合は、太いペンか筆ペンなどで書くようにするとよいでしょう。

相手に思いやりを持ち、明るく前向きな言葉を書く

新しい年がスタートする際の挨拶ですので、明るく前向きな言葉で書くようにしましょう。

添え書きの内容を考える場合には、相手を思いやる気持ちが大切です。心を込めて、自分の言葉で素直な気持ちを書きましょう。

感謝を伝える

感謝の気持ちは、普段なかなか伝えられないものですよね。

ですが、年賀状の添え書きでなら、普段は言えないような感謝の気持ちを伝えることができるのではないでしょうか。

日頃の感謝を込めた添え書きが記された年賀状をもらった相手は、とても温かい気持ちになってもらえるでしょう。

相手の近況を尋ねる

相手の近況を尋ねるのも、年賀状の添え書きの定番です。普段からあまり連絡を取っていない相手にでも、「自分のことを気にかけてくれている」と感じてもらえるでしょう。

最近は、SNSなどから近況に触れやすくなったので、書きやすいのではないでしょうか。

相手の記念を祝う

年内にある相手の記念事について、年賀状の添え書きで触れておくと喜んでもらえるかもしれません。

記念について触れた添え書きは、相手の幸せを願い祝福する気持ちを伝えることができます。

励ましの言葉を書く

励ましの言葉を記した添え書きは、安心感と元気を送ることができます。

相手を励ます際には、ポジティブな内容で相手の背中を押してあげるようなメッセージを考えて書くことです。

何かお誘いをする

イベントやお出かけにお誘いする内容の添え書きは、話を弾ませるためのきっかっけになります。

まだあまり親しくない相手と仲良くなりたいという場合にもおすすめです。

添え書きを書く際のマナーや注意点

送る相手に合わせてメッセージを書く

送る相手に合わせて、書く内容を変えるようにしなければなりません。

たとえば、目上の方に対して友人に送るような内容だった場合大変失礼になってしまうので注意しましょう。

暗い話題やデリケートな内容は書かない

年賀状は新年を迎えることができたお祝いのものですので、病気やケガ、亡くなった方の話などの暗い話題は極力控えるようにしなければなりません。

また、結婚や出産を伺うような内容は、場合によっては相手を不快にさせてしまう可能性があるので、注意が必要です。

相手の家族が読む可能性を考える

年賀状はメールと違い、送った本人以外の家族の方の目に触れる機会があります。

仕事上のミスの話や過去の恋人の話など、相手が家族に知られたくないような内容や、相手の家族が見て不快になってしまうような話題は、書かないようにしましょう。

賀詞・添え書きには句読点を使わない

年賀状は、新年を迎えたことを祝うおめでたいものです。

そのため、年賀状の文章に「、」「。」の句読点を使うことは、「おめでたいことに区切りをつける」という意味になってしまい、縁起がよくないとされています。

また、年賀状のような正式な文章で句読点をつけると、相手に対して「句読点がないと文章が読めない人」というような意味合いになってしまいます。

ですので、句読点を避けることは、相手に対して敬意を払うことになります。

「!」や「?」のような感嘆符も使わないのがマナーです。

忌み言葉を使わないようにする

「失」「倒「衰」「枯」「絶望」「残念」「離」「倒」「病」などの「忌み言葉」は、縁起がよくありませんので年賀状には使わないようにしましょう。

特に「去年」の「去」には「別れる」「離れる」といった意味があるますが、うっかり使ってしまいがちです。年賀状に書く場合は「旧年」や「昨年」に書き換えます。

賀詞や日付が重複しないようにする

元旦とは1月1日の朝のことを指す言葉です。そのため「2020年1月1日元旦」のような日付は、意味が重複しています。

また「新年あけましておめでとうございます」は「新年」と「明ける」が重複している言葉であり、正しい使い方ではありません。

書き間違えても修正しない

修正液や修正テープで修正した年賀状を送るのは、相手に対して大変失礼にあたります。

ペンや筆で文字を間違えてしまった場合は、潔く新しいはがきに書き直しましょう。

なお、書き損じてしまったはがきは、郵便局で交換することができます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
宛名の書き損じや印刷ミスした年賀状は交換可能!交換する方法や交換できるものについて紹介

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年に一度のご挨拶。大切なあの人へ、日頃お世話になっている方へ、素敵な年賀状を送りましょう。

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まとめ

年賀状の添え書きは必ず手書きで書いて、相手のことを考えて書くようにしましょう。

マナーやコツに気を付けて書くことで、どんな相手にも喜ばれる添え書きを書くことができます。

どんな相手に書く場合でも、相手のことを思いやり、受け取って嬉しくなるような添え書きを書くように心がけましょう。

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