喪中はがきには、主にケント紙と大礼紙が使用されています。

それぞれの特徴について把握しておくことで、喪中はがきの印刷ミスを防止することができますよ。

今回は、喪中はがきに使われるケント紙と大礼紙について解説します。

喪中はがきに使われるのは主に2種類のはがき


喪中はがきには、主に大礼紙ケント紙の2種類の紙で作られたはがきを用います。

それぞれの特徴をご紹介していきましょう。

大礼紙

大礼紙(たいれいし)とは、昭和天皇が即位した際に行われた「大礼の儀」にちなんで作られた和紙のことです。

福井県の越前市で作られており、表面に華(はな)と呼ばれる小さな楮(こうぞ)の皮の繊維がちりばめられています。

雲のような模様が入った雲竜紙と並んで、日本を代表する和紙と言われています。

通常はがきが0.23mmの厚さなのに対して、大礼紙は0.35mm前後と厚みがあるほか、羽毛のような手触りで和紙独特の凹凸がある高級感漂う質感です。

また、華のおかげで見た目も上品で落ち着いた風合いであることから、冠婚葬祭の礼状や招待状などにもよく使われるなど、フォーマルな用途にも向いている紙だと言えます。

しかし、他の画材用紙と比べると、和紙はインクがにじみやすいイメージがあるかもしれません。

とはいえ、喪中はがきとして使用される大礼紙は表面をコーティングしているものが多く、和紙の素材感はそのままに印刷してもにじみにくい工夫がされています。

ケント紙

ケント紙は化学繊維などを原料とした、表面が硬く滑らかな画材用紙です。

厚みは0.3mmで、通常はがきよりやや厚みがあります。

もともとは製図用に開発された用紙ですが、手触りはつるっとしていて消しゴムで消しても毛羽立ちにくい特徴から、幅広い用途で使用されています。

また、紙色は光沢を抑えた白で、印刷時の発色がよい点も注目したいところです。

にじみの少ない紙なので、印刷用紙としても使いやすいでしょう。

ケント紙は通常はがきに似た質感なので、馴染みのある方も多いのが特徴です。

大礼紙とケント紙は私製はがきの扱い

大礼紙とケント紙を使用した喪中はがきは、私製はがき同様に扱われます。

私製はがきとは、郵便切手枠のみ印刷されているはがきです。

そのため、切手が不要な通常はがきとは異なり、私製はがきは郵便切手を貼る必要があります

喪中はがきを準備する際は、切手も忘れずに準備しましょう。

大礼紙やケント紙の喪中はがきを出す際の注意点


大礼紙やケント紙の喪中はがきを出す際や、印刷する際に注意するポイントをご説明します。

切手は喪中はがき用のものを使う

喪中はがきに貼る切手は、必ず喪中はがき用のものを使用しましょう。

正式には弔事用普通切手といって、花文様の62円切手が販売されています。

現在、弔事用普通切手ははがき用の1種類のみなので、間違えて他の切手を購入する心配は少ないでしょう。

ケント紙はレーザープリンターだと詰まる可能性がある

ケント紙の喪中はがきを印刷する場合、普通紙に比べてやや厚みがあり滑りやすいため、レーザープリンターで印刷をすると詰まる可能性があります

また、トナーの定着が不十分になりやすいので、印刷時は「厚紙モード」「上質紙モード」の設定をしておくと安心です。

インクジェットプリンターの場合は、普通紙モードで印刷するとよいでしょう。

他にも、インクの量が比較的少なくなるように設定することで、にじみを軽減できる方法もあります。

大礼紙とケント紙のどちらで喪中はがきを出せばいい?


ここまで大礼紙とケント紙について解説してきましたが、喪中はがきに使用する紙は結局どちらがよいのでしょうか。

どちらがよいか迷う場合は、より形式的で高級感のある大礼紙の喪中はがきにするのが無難です。

大礼紙は紙の色も真っ白ではなくやや暗めの落ち着いた色なので、喪中はがき作成にはより適しています

ただし、インクジェットプリンターでの印刷のしやすさやにじみにくさなどの観点では、ケント紙のほうが扱いやすいでしょう。

また、大礼紙の喪中はがきなら丁寧な挨拶状という印象を与えやすいため、職場関係へ宛てる場合や目上の人に送る場合などにもおすすめです。

フタバなら大礼紙の喪中はがきを印刷できる

先述のように、大礼紙の喪中はがきはフォーマルでより丁寧な印象です。

フタバの喪中はがき印刷サービスなら、時間や手間をかけずに高品質な大礼紙の喪中はがきを印刷できます

スマホから5分で簡単に注文できる!

喪中はがきのデザインと文章のテンプレートの種類をそれぞれ選ぶだけで、スマホから5分で簡単に喪中はがきをご注文いただけるので、喪中はがきを出すのが初めての方でも安心です。

また最短で翌日発送なので、忙しい方にもぴったりです。

フタバなら送料はもちろん宛名印刷も無料!

フタバの喪中はがきの印刷サービスなら、ご自宅への送料や宛名印刷は無料です。

ご自宅での作業に比べて簡単かつお得に喪中はがきを印刷できるので、ご利用いただいたお客様からも「とても助かっています。」と大変ご好評をいただいています。

フタバのサイトから注文すると最大50%割引

『年賀状はフタバ』のサイトから直接お申込みいただくことで、最大で50%割引の料金でお得に喪中はがきを印刷できます

 

=

まとめ

今回の記事では、喪中はがきで使用される大礼紙とケント紙についてご紹介してきました。

より丁寧で上品な喪中はがきにしたいのであれば、大礼紙を使用した喪中はがきを選ぶとよいでしょう。

関連記事