子どもが寒中見舞いを書きたいといった場合、親として何をすべきか迷う方もいるでしょう。

本記事では、子ども向けの寒中見舞いの作成方法や注意点、文例を解説します。

寒中見舞いのマナーや子どもが寒中見舞いを出す際に必要なサポートがわかるので、ぜひご一読ください。

子どもが寒中見舞いを出す前に知っておきたい注意点

子どもらしい寒中見舞い_イメージ

寒中見舞いを出すタイミングは決まっている

寒中見舞いを出すタイミングは、松の内の翌日から立春までと決まっています。

松の内とは、一般的に1月1日の元旦から1月7日まで(関西などの一部地域では1月15日まで)の期間です。

つまり、寒中見舞いを出すのは1月8日(1月16日)から2月4日までが目安ですが、タイミングについては相手に届く日付で考えるので、注意してください。

相手に届くのが1月8日以降であれば構わないので、1月7日に投函しても問題ありません。

ただし、寒中見舞いのタイミングを過ぎた場合は余寒見舞いとして出しましょう。

年賀はがきは使用しない

寒中見舞いでは、年賀はがきを使用しません。

寒中見舞いは年賀状の返信が遅れた場合にも利用しますが、その場合でも年賀はがきを使うことは控えましょう。

また、郵政はがき私製はがきを使用するのが一般的です。

子どもが送る寒中見舞いの相手は友達同士や親戚がほとんどなので、デザインや絵柄などはあまり気にせず、子どもらしいものを選んで構いません。

送り相手の親も読むことを考慮する

子ども同士で寒中見舞いのやり取りをする場合、相手の親が読むことを考慮する必要があります。

特に、相手が喪中の場合は注意してください。

喪中の場合は「おめでとうございます」などの祝いの言葉は避け、寒中見舞いのはがきの柄に縁起物や楽しそうな家族写真を使わないなど、十分に配慮しましょう。

子どもだから、親しい間柄だからとすべてを子ども任せにするのではなく、マナーを守って寒中見舞いを出すことが大切です。

子どもの書きたいことを尊重しながら、文例などを参考にし、相手に失礼のない寒中見舞いになるようにサポートしましょう。

子ども向けの寒中見舞いの文例

子ども向けの寒中見舞いの文例_イメージ

友だちに送る場合の文例

友だちに送る場合の文例を2つ紹介します。

文例1

かんちゅうおみまいもうしあげます
まいにちさむいね
◯◯ちゃんはげんきにしてるかな

わたしはまいにちおねえちゃんとあそんだり ピアノのれんしゅうをしたりしているよ

もうすこししあたたかくなったら いっしょにおにごっこしてあそびたいね
またあえるのをたのしみにしているよ

 

文例2

かんちゅうおみまいもうしあげます
さむいひがつづくけど げんきにしてるかな

わたしはかぞくでおんせんにいきました
〇〇ちゃんにおみやげをかったから つぎにあったときにわたすね

はるになったら おさんぽしたりたんけんしたりしていっぱいあそぼうね
まださむいから あたたかくしてすごしてね

 

祖父母に送る場合の文例

かんちゅうみまいもうしあげます
まいにちさむいけど おじいちゃんもおばあちゃんもげんきかな

ぼくは さいきんサッカーをならいはじめたよ
ママのお手伝いもがんばっているよ

つぎにおじいちゃんとおばあちゃんのいえにいったら いっしょにあそんでね
かぜをひかないようにきをつけてね

 

子ども向けの寒中見舞いを書くときのポイント

子どもの寒中見舞いのポイント

子ども向けの寒中見舞いを書く際のポイントを、3つ紹介します。

イラストを付け加える

まだ文字が書けない子どもの場合は、イラストを入れるとよいでしょう。

寒中見舞いには雪だるまのように季節感のあるイラストや、友だちや祖父母といっしょに遊ぶイラストがおすすめです。

イラストを付け加えることで子どもらしさが伝わるため、受け取った相手に喜ばれる寒中見舞いになるでしょう。

下書きをする

文字をなぞって書けるようであれば、親が下書きをして子どもに書かせる方法もおすすめです。

子どもが「自分で書けた」という達成感を得られ、より気持ちの伝わる寒中見舞いに仕上がります。

その場合は、文字数を減らし文字を大きくするなどの工夫をすると、子どもでも書きやすくなるでしょう。

書く内容のアドバイスをする

子ども自身が寒中見舞いの内容を考えるのは難しいので、寒中見舞いに書く内容は親がアドバイスするとよいでしょう。

子ども向けの寒中見舞いは、以下の4つの項目で構成します。

  • 寒中見舞いの挨拶
  • 相手を気遣う言葉
  • 近況報告
  • 締めの挨拶


寒中見舞いの挨拶、相手を気遣う言葉、締めの挨拶はある程度定型文が決まっています。

挨拶は「寒中お見舞い申し上げます」が一般的です。

相手を気遣う言葉と締めの挨拶は、一般的な寒中見舞いのように堅苦しい表現でなくて構いません。

相手を気遣う言葉は「毎日寒いけど元気ですか」、締めの挨拶は「風邪を引かないように気をつけてね」などでよいでしょう。

一方、近況報告は少しアレンジをきかせます。

近況報告には以下のような内容を入れるのがおすすめです。

  • 最近できるようになったこと
  • 最近始めた習いごと
  • 最近夢中になっている遊び
  • 最近頑張って取り組んでいること


上記の項目を自分の言葉で伝えると、成長の様子がわかって相手も喜んでくれます。

子どもにアドバイスをしつつ、親も一緒に楽しみながら寒中見舞いを作成できるとよいでしょう。

 

まとめ

子ども用の寒中見舞いではもちろんマナーも大切ですが、何より子どもらしさを伝えることが重要です。

そのため、イラストや近況報告などで成長の過程が伝えられるように、親がサポートをしながら寒中見舞いを作成しましょう。

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